私の読書は一般的なものではないらしい、と気づいたのは母に言われたからだった。
私は読書が好きだ。
その一方で、集中力がない。
本を読んでいる途中で、別の空想に気を取られることなんてしょっちゅうだ。
読書に飽きることもある。
もうそれ以上は一文字も読めない、と1段落しか読んでいないのに思うこともある。
なのに月に5~6冊は読み終わることができている。
漫画とか読みやすいものも入っているが、9割実用書や参考書の類だ。
なぜ飽きっぽいのに本を読み終えることができるのか。
それは「飽きたら別の本を読む」ようにしているからだ。
私は大体5~6冊を並行して読み進めている。
1冊を一気に読み終えることもあるにはあるが、それはよっぽど面白い本に出会った時だけ。
ほとんどの本は並行してちょっとずつ読み進めている。
なぜ並行して読み進めるようになったのか。
理由は3つある。
1つは「読みたくない本だけを読むのが嫌」という思いがあるからだ。
仕事関係の本など、正直読む気がしないが読まなければならない本がある時がある。
そういう時の読書は憂鬱で、1行読んでは空想に逃げ、また1行読んでは別のことを考える。
全く楽しくない。読書は楽しいものであって欲しい。
なので、好きな本も並行して読み進めるようにした。
これを「ご褒美読書」と読んでいる。
1日の目標読破行や段落、ページを決めておいて、そこまで読んだら難しい本はおしまい。
好きな本を読む。
正直一気に読めないので、時間はかかる。
かかるが、その代わり、読書嫌いにはならずに済んでいる。
ちなみに、ご褒美は読書の方がいい。
同じ読書を楽しい気持ちで上書くことで、「読書したくない」という気持ちにならないようにしている。
2つ目は「読みたい本が山のようにあるから」
私は社会人になってから好奇心が旺盛になった。
特に映画やゲームのシナリオの作り方と、シナリオによって受ける感情について知るのが大好きだ。
シナリオの本だけでもたくさんある。
シド・フィールドやSAVE THE CAT、ハリウッドの脚本術など。
心理学の本も読みたい。
どんな感情があって、なぜそういう気持ちになるのかを知りたい。
今はマーケティングも気になっている。
好奇心が暴走して、つい「序章だけでも」「目次だけでも」と手を出す。
他に読みたい本があるときは、読書に身が入らない。
「あの本が読みたい」という気持ちばかりが先行して、文章が文字の羅列になる。
こういう時の読書はもったいない。
本当は得られる情報を得られないのもそうだし、読みたい気持ちがMAXになっているときが一番読書が捗るタイミングなのに、別の本を読むのはエネルギーの無駄だ。
だから私は読みたい本があるときは、読んでいる本にしおりを挟んで閉じてしまう。
そして読みたい本を読む。
ただし、読みかけの本は内容を忘れないように毎日1行でもいいので読み進めるようにしている。
ちなみに、並行読みする時、本のジャンルは被らないようにしている。
例えば、ファンタジー、心理学、創作論、詩集、マーケティング、コミュニケーションなど、別ジャンルの本を1冊ずつとか。
こうすることで、本の知識が混ざらないようになる。
同じファンタジー冒険を並行読みすると、「このマークって剣士だったっけ?鍛冶屋?」とか2冊の本の設定が混じってしまうことがあるので、本の選び方は要注意だ。
あとは、しおりの代わりにメモ用紙を挟んで、読み終わる時に一言どういうことが書いてあったのか、実用書なら勉強になったことをメモしておくといい。
次に読み始めた時に記憶を呼び起こしやすくなる。
3つ目「読破した満足感をこまめに得られる」
読了したとき得られる、達成感というか、満足感。
「読み切った」という感覚を定期的に得たい、という理由から並行していろんな本を読んでます。
「積読(読まずに積んである本)を切り崩せた」というあの快感が読書のモチベーションになっています。
読書メーターとか、読書の記録をつけている人にはわかるかも。
読了したときの満足感をこまめに、定期的に得られるのも並行読みの利点です。
これが私の変な読書。
「本は1冊を読み切らなくては」という思考をやめたら、かなり楽になりました。
自分のペースに寄り添ってあげるのが、長く続けるコツ。

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