ミーハーなので、SNSで騒がれているという理由でラストマイルを見てきました
野木先生脚本の作品、面白い面白いと聞いていましたが、ちゃんと最後まで見たのはラストマイルが初めて
アンナチュラルを8話まで見た覚えがある程度のにわかですが、映画めちゃくちゃ楽しめました
以下ネタバレあり
1番刺さったのは、運送会社の息子が最後の爆弾をかつて自分が作っていた洗濯機で爆発させるシーン
洗濯機は、かつて評価されず(価格競争に負けて会社が倒産した)無くなってしまった仕事でした
息子は倒産してもまだ、洗濯機を作っていたことに誇りを持っています
しかし、その誇りは誰にも評価されず、息子自身は誇りを持てない運送業という仕事で消耗
父親からは「仕事は真心!」と言われていましたが、「誰も親父のこと大事にしてないじゃん」と心の内を漏らします
ここ、すごいよく分かる
私もアプリの品質検査の仕事をしていますが、どんなに良いテストを作っても、不具合を検出できても評価してくれるのはせいぜい同じ品質検査チームの人
自分の仕事で誰かに感謝されることなんてないんですよね……
だからお父さんの言葉を聞いて、「仕事に真心なんて無理。プライベートのためにほどほどに働くのが1番」って思いました
話は脱線しますが、仕事のやりがいってなんでしょう
よく言われるのは「お客様の笑顔」「感謝/お褒めの言葉」ですが、どちらも他人からもらうもので、自分ではコントロールできません
だから、いつか感謝される日を夢見て、その日まで真心こめて仕事をし続ける。どんだけ途方もない夢でしょう
だって、私たちがお客さんになったとき、感謝の気持ちを伝えているでしょうか
お店の人を褒めているでしょうか
私はできてないです
お店のご意見箱ですら「書くのが面倒……」とスルーしちゃいます
それくらい感謝される確率って低いんじゃないでしょうか
その低い確率を引くまで、全力で仕事をし続けろは正直キツイ
(感謝以外だと給料もやりがいになりますが、大体の仕事はそんなに急に給料は上がらない……)
話は戻って運送配達の息子
彼は仕事を始めたばかりでありながら、配達のやるせなさ(不在で持ち帰りしても1円ももらえない、受け取り拒否される、どんどん下がる単価、物流会社からの圧迫)を既に感じています
おそらく、そのまま働いていたら山崎さんと同じようにノルマや叱責ばかりの日々に精神を摩耗し、最悪の決断をしていたかもしれません
山崎さんと同じ道を辿らなかったのは、自分が作ったhinomotoの洗濯機でした
「耐久性に優れている」と語っていただけあって、爆発に耐え、人命を救うという偉業を果たしました
息子の仕事が報われた瞬間です
息子はここで仕事のやりがいを受け取ることができました
このシーン、思わず泣いてしまいました
仕事で報われる。しかも既に終わった、自分が魂をかけた仕事です
あまりに理想的な救われ方で、正直めちゃくちゃ羨ましい!!!
お客さんの感謝を受け取った息子は、きっとこれからどんな仕事でも真心をこめて働くことができるでしょう
私も救われて仕事に打ち込める様になりたい〜〜〜!
数字や他チームの成果を気にしてビクビクしながら仕事するんじゃなく、「誰かの笑顔のために」仕事できたら、どんなに達成感に溢れた夜を迎えられるでしょうか
「今日も仕事して終わり……」という無力感が「仕事できた!百点満点!!」に変わったら、布団の中で眠い目をこすりながら「まだ今日を終わらせたくない……」なんてSNSで情報を詰め込まずにぐっすり眠れるでしょう!
私も報われたい!感謝されたい!給料UPしてほしい!

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